こんにちは!プリンスジュンです!
国府津のブレンドパークで、西湘の海に面した6つの町をオモローにしているスーパースターが集結したアベンジャーズの様なイベントがあったので行ってきましたよ!
国府津「BLEND PARK」
会場内
西湘の各地域を面白くする人たちの紹介
アベンジャーズ、キタ――(゚∀゚)――!!
皆さんを紹介しますね。
大磯:原大祐さん
県下最大の朝市「大磯市」の運営、コミュニティ農園「大磯農園」の運営、空き家空き店舗再生「茶屋町カフェ、立ち飲み、本屋、雑貨店」運営、森のようちえん併設コワーキングスペース 「Post-CoWork」の運営など、ローカルエコシステムの再構築に取り組まれている。
二宮:木下信一郎さん
多世代が交流する東京大学果樹園跡地「みらいはらっぱ」の場作り運営。生活圏内に働くスペースを実現させたコワーキングスペース「CAMBIO WORK」開設。また、公園愛護会をつくり町内の公園の整備を行い遊びやすい公園にすることでコミュニティも育てて行く活動を行う。
国府津:杉山大輔さん
このイベントのプロデューサー。国府津の「BLEND」をはじめとするコワーキングスペースやイベントスペース、レンタルスタジオ、民泊などを運営する。空き家を利活用して国府津に楽しい場所を次々と作られる。本業は建設会社の営業課長。地元の人気店や企業など幅広く設計を手掛けている。その他、NPO ROCKFIELD理事・小田原足柄異業種交流会主事なども兼務。
小田原:山居是文さん
小田原の空き家、空き店舗など、新たに何か始めたい人がチャレンジしやすい人がチャレンジしやすい物件を提供すべく(株)旧三福不動産を設立。小田原でごきげんな起業・移住を増やしている。
真鶴:卜部直也さん
大阪出身。真鶴町の美の基準と町の生き方に惹かれ真鶴に移住。町役場と住民の立場、地域づくりの立場から真鶴町の可能性や魅力を掘り起こし続け、地域の人から移住の人の活躍をサポートしたり人と町のブランディングをしている。港町の暮らしを満喫中。
湯河原:浅沼宇雄さん
IT企業を辞め地元湯河原で企業を決意し豆腐屋「湯河原十二庵」を創業。全くの素人から全国の豆腐品評会で1位までのお豆腐屋さんになる。小さく個性的な店が町の起点や活動力の影響になり、店の視点から楽しく魅力的な町の暮らしが見えてきます。
司会進行:鈴木聡さん
出版社で各エリア誌を手がけ、地方創生やまちづくりに関わるフィールドで編集を行う。湘南スタイル増刊号「西湘本」のプロデュース及び編集も手がけた。
西湘とは?
ここからは司会の鈴木さんにバトンタッチしますね!
まず、みなさんにとって西湘とは何だと思いますか?
西湘エリアは一次産業(林業、農業、漁業)がしっかり残っていて、小田原を中心とした2市9町の人口を合わせると60万人位になる。神奈川県の人口の5%いかない。県土の3割あるのに5%いかない。西湘は横浜市民の16倍の土地を一人当たりもっているというエリア。温泉がある箱根や湯河原も近くて、自然も身近に感じられる西湘エリアは神奈川県の中でも最も豊かな暮らしができるエリアなのではないでしょうか。
私は二宮に来る前は茅ヶ崎に住んでいたんですけど、ずばり西湘はゆるい。茅ヶ崎はお出かけする時もお洒落しなければいけない感覚だったけど、二宮はゆるゆる。そのゆるさを求めて皆さんこのエリアに移住してきていると思います。
もともと、大磯~湯河原が西湘という認識でいました。湘南じゃない場所。ブランディングされていないのでナチュラル。一産業がしっかりしているので、一声かければ海の物も、山の物もすぐ集まる。色々な事が叶う場所。30分位で遊から仕事まで出来るちょうど良い場所。
東京方面に出かけて、電車で帰って来るときに、相模川を渡ると帰ってきたなという感覚になる。川を境に地域の違いを感じられる。西湘のそれぞれの駅にこうして知っている人がいて繋がっているのが嬉しい。
行政的に言うと、2市8町(小田原市、南足柄市、足柄下郡、上郡、中郡)で西部広域を作っていて、「未病を癒す地域」という位置づけをされている。民間的には、よく関係が作れているエリア。移住してきた人と一緒に経済圏を作っていく関係の距離感が良い。ゆるい付き合いができるエリア。
西湘エリアは人口密度が低いので、チャレンジをしやすい場所。面白いことが起きやすいし、面白い事をやろうと思う人が入ってきてくれるエリア。真鶴は地方では無いので東京から見たら近いし、面白い事をしていると来てくれる。そんな人達がこのゆるい県西エリアを支えてくれている様に感じます。
真鶴・湯河原の特徴
今日、この会場にいらっしゃる方々は中郡・小田原の人が多いと思います。真鶴、湯河原の話を聞く機会が少ないと思いますので、是非お聞かせください。
車窓の景色がガラッと変わる。農園が広がり、海が広がる。自然の風景が濃くなっていくる。
真鶴は自然の地形で港があり、漁村を感じられる町です。
小田原方面よりもお店も少なく人口密度も低い。なので、県西エリアの中でもチャレンジしたら目立ちやすい。そして湯河原は食に強く美味しいお店が増えてきている。そういう人たち同士で勉強になる会話ができる。そんな先輩方がいるのも大きかった。品評会で日本一になる人達が身近にいる。移住してお店を始める人が増えてきています。
湯河原・真鶴は生活圏が一緒。お店も両方使うし、両方のお店を応援します。
皆が密な関係を築けるエリアだからこそ、地域をまたいだ面白いコラボレーションがこれから生まれるかなと期待しています。
自分の町の課題
あの町のここが羨ましいなとか、コラボしたいなとか、自分の町の課題を踏まえて何かあれば教えてください。
ワールドビジョンで言うと、県西部は林業とかもあるのでバイオエネルギーの余地をシェアする。
その他、小田原は我々から見ると食文化が特殊。例えばおしつけ(アブラボウズ)深海魚を食べてたりする。大洗で獲ったものが小田原に送られてきて、大洗では「小田原」と言われている魚らしいです。中郡はあまり食べない。山北はおしつけをお寿司にしていたりする。ちょっとした独自の食文化がある。郊外に行くとあまり食文化に特徴が無いので、小田原であがったものや県西部の地産の食べ物を西湘全体でシェアしながらやっていくのが良いと思っています。
地域の中で旗を振って先頭を走る人が必要だと思っていて、自分もその一人だと思っている。二宮町の中には色々な人がいる。他の地域を見渡すと、この人の元に集まっていくなと思う人がいる。今日、ここに並んでいる皆さんが正にそう。そういう先頭を引っ張る人が二宮町にも欲しい。
サーフィン行きたいと思ったら湯河原・大磯だし、素潜り行きたいと思ったら真鶴だし、温泉行きたいと思ったら箱根。足らない物を隣町が補ってくれる。区切らないでちょうど良いフィールド。なくてはならない隣町。隣町をリスペクトしあった方が良いと思います。
小田原の地図を旧三福不動産で作った。小田原のデザイナーにデザインを頼み、編集は真鶴出版。写真は二宮のカメラマン。そういう色々な人たちがいる中で色々なコラボをわざわざこれをやろうとしなくても自然とやっているという所がある。そんなに行政と別れてなくてシームレスで繋がっているなエリアなので、これからも色々なコラボが自然発生的に生まれてくるのではないかと思っています。
真鶴の朝市(真鶴なぶら市)が今は定着しているけど、始める時は大磯の原さんに相談したし、二宮町の住民とは真鶴のプレイパーク作りを事を現在進行形でやっている。小田原はお二方を通して真鶴の民官でビジネスをやったりしてるし、湯河原真鶴は新しいお店や飲食店は皆自分の町のお店だと思っていて、たまり場に行ったりして食事を楽しんで相互依存している(良い意味で)。足りなかったら他の町から調達すれば良い。オンラインが進む世界だけれど、物理的に会える距離が物事を進めて行くのに良い。自分の町に無いものは何かを意識しなくても必要に応じて繋がって行ければ良いと思う。
僕はエリアで考えたことがなくて、旧三福不動産1階の十二庵キッチンも山居君と一緒だったからやっただけ。自分が一緒にやったら楽しそうだなと思う人がいたら、どのエリアでも一緒にやりたいなと思う。僕がその町が好きでその町で頑張りたいと思った時は、海があるとか山があるとか関係なくて、結局は人。この人がいるからここでやろうと思える。西湘は楽しいなと思える人に出会える率が高いエリア。
西湘は人との距離感が近く、そこに面白い人がいる。そしてその繋がりを育む風土があるという事ですね。
何をしている時が一番楽しい?
最後の質問です。みなさんがやっている事は仕事と考えているかは分かりませんが、楽しんでいらっしゃる事が伝わります。そんな皆様は何をしている時が一番楽しいですか?
仕事している感覚はあまり無い。遊んでいるという訳でもなく、楽しくてやっている。今回ここに呼んでいただいたのも楽しいし、色々なお店をやらせていただいているのも楽しい。ハッピーを広げたい。従業員もお客様もそう。皆がハッピーなのが自分が一番ハッピーな事。それに向かって楽しみながらやっている。本当の事を言うと、娘と一緒にいる時が一番楽しい(笑)。
家族と過ごしている時間が100%楽しい。後は、思っている事を形にする事が楽しい。あと、官民共同事業をやる時に目的や方向性が合っても感性や形式が異なる中で一緒にやっていく事になるので、一歩進んで二歩下がる、また一歩進む。その連続。前に進んでいない様でも、その間に一緒に過ごす時間で友達になったりビジネスパートナーになったりしているので、楽しむことができている。
仕事をしていると、どうしてもトラブル対応をする事がある。最初は嫌だなと思っていたけど、働いているなって気持ちになってアドレナリンが出てきたりする。そういうのも含めて日々楽しいなと思っている。後は、仕事柄、小田原に新しくお店をお手伝いする事が多くて、みなさん良いお客様が多く、自分が携わったお店が人気店になっていたり繁盛したりしているのを見たり聞いたりするのが凄い楽しいです。
毎日色々な事が起きるので毎日楽しい。国府津でパレードを始めたら色々な人が参加してくれました。今度、国府津の居酒屋跡地をシェアキッチンにする。色々な人がチャレンジして、町にいる人が活躍できる場になったら良いな。実験場みたいな感じ。成功するかどうかは分からないけど面白そう。そんな事を考えているのが楽しい。
数年前に町づくりで人と関わる様になって、色々と外から言われて辛いと思った時があった。その時に「敵とのコラボレーション」という本を読んだ。そこには「敵対しているけど、根本は同じ場所を目指している。大きな川を別々な船に乗って流れている。そんなにいがみ合ってもしょうがない。」と書いてあり、慰めてくれた。この西湘エリアで色々な人が色々な事をやっていて、二宮町の中でも色々な人が色々な事をやっているけど、だいたい皆同じ方向を向いていて相模湾に向かって大きく流れているんだなと思う。そしてゆっくり繋がって行けたら良いなと思うし、それが楽しい。
僕は凄く引きこもりで、コミュニケーションが不得意。人を管理するのも好きでないので、自分が主催するイベントはルール無くゆるい感じになっちゃう。でも、あまり規則は無いけど、秩序は乱れないでそれぞれが好きなように楽しくやっている。そういうのを見ているのが好きです。また、こうして皆が繋がっていて、地域だけでなく西湘の広域でも繋がったり、やりとりがあり人間関係があるというのがこの辺りの暮らしの良い所だと思う。こういう所に住めているという事が幸せだと思う。
冒頭の西湘とは?の答えが出たかどうかは分かりませんが、皆様みたいな方々が自由にごきげんに暮らせているという事がこの西湘の魅力だとまとめた所で終わりたいと思います。ありがとうございました!
プリンスジュンが思う西湘
私は休日は中郡(二宮・大磯)で過ごすか、中郡から西側にお出かけする事が多い。いわゆる西湘。どうしてかというと、空気感がゆるいので穏やかな休日を過ごせるから。景色が良いからドライブも楽しい。ゆるい雰囲気のエリアだから、穏やかで優しい人も多い。だからこうして西湘の人達が繋がっていて、皆が尊敬し合っているし、必要としている。
西湘エリアを「刺激が無くてつまらない。」と言う人もいると思う。町との相性ってあると思うからそれはそれで良いと思う。私は不動産屋なので、このゆるい西湘エリアの魅力を物件を通して発信して、その空気感を感じてもらったお客様にこの地域に興味を持ってもらえたら良いなと思っています。
そして、西湘エリアをオモローにしてくれているこの方々と共に、私も愛する二宮町がもっと楽しくなる様に色々な事にチャレンジしていきたいと思っています。
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