管理会社は地元の愛がある不動産会社に依頼するべき(自論)

管理会社が東京にある賃貸物件の仲介を通して、色々と思うことがあったので記事にします。

 

ビジネスライクである

長期間空室だったお部屋の申込をしました。本来、管理会社であれば空室が埋まって嬉しい訳だから感謝の気持ちが前面に出るはずだが、お礼は無く、驚いたことに1週間後の家賃発生を冷静に要求されました。

 

社内のルールなのでしょうが、なかなか決まらないお部屋をようやく決めてもらった事の感謝や配慮は全く無く、淡々としている。

 

仲介ではなく管理業務を主とした会社である為、多くの物件の管理を机上で行っているだけで各物件に対して愛が無いのだと思う。

 

 

 

再クリーニング拒否

一度クリーニングが入っていたとしても、長期間空室だと、その間にお部屋は汚れてきます。小さな虫が発生したり、窓ガラスが汚れたり、埃が溜まったり。このお部屋を内覧した時に汚れが気になったので、入居前の再クリーニングを依頼しました。ところが、拒否されました。

 

私は、これは理解に苦しみました。汚れたままお部屋を引き渡したら必ずクレームになります。クレームは自分たちが被ります。そもそも、お客様に気持ちよく入居してもらいたいという想いは無いのだろうか。

 

恐らく、家主とのやりとりや、業者への手配が面倒だったのだと思います。

「現況有姿の引渡しなので。」で突っぱねるつもりなのでしょう。それでいて退去時に原状回復でクリーニング費を請求するのは納得できるものではない。

 

 

そんな事をすると、会社の信用を失います。私は、このお部屋を仲介しましたので、責任が生じます。再クリーニングを拒否された私は、結局自分で清掃を行いました。休日の半日を返上しました。

 

 

プロが行ったとは思えないキッチンまわり。

 

 

 

ポストに大量のチラシ。引渡し前の最終チェックを行っていないのが分かります。

 

 

 

 

愛がある会社に依頼するべき

管理会社が遠方の場合、物件がある地元の不動産市場が分かっていない事が殆どです。もしその物件が長期間成約となっていないとしたら、それが理由です。市場を理解していなければ「どうして成約にならないか。」が分からないからです。

 

また、仲介会社に対しての応対が悪い会社も多く存在します。私の経験上、東京や横浜などのいわゆる都会にある管理会社ほどその傾向にあります。そういった塩対応によって、地元の不動産会社に嫌われてしまったとしたら、せっかく良い物件だとしてもお客さんがいつまでも付かなくなってしまう可能性もあるのです。そういう物件も知っています。

 

どういった経緯で遠方の管理会社に依頼しているかは分かりませんが、トラブルが起きた時の対応にしても、客付けリーシングにしてもあまりメリットは無いと思います。

 

「建物・お部屋・入居者・大家さん」のそれぞれの立場になって考えることが出来る愛がある地元の不動産会社に管理を頼むのが一番だと思います。