「売れない物件はない」と聞くと、
少し強気に聞こえるかもしれません。
でもこれは、営業トークではなく、
この仕事をしていて感じる、ひとつの確信です。
どんな物件でも、
いつかは必ず、誰かが買う。
陽当たりが悪い。
駅から遠い。
駐車場がない。
古くて、手を入れないと住めない。
いわゆる「条件が悪い」と言われる物件。
それでも、です。
ふと、道路を走る車を見てみると、
実にいろんな車が走っています。
大きい車、小さい車。
古い車、新しい車。
派手な色もあれば、地味な色もある。
「なぜこれを選んだんだろう」と思う車も、
誰かにとっては“これしかない一台”だったりする。
人の好みや感性は、驚くほどバラバラです。
生まれ持った価値観、
これまでの暮らし、
これから描く未来。
そのすべてによって、
「いい」と思うものは変わる。
不動産も、同じです。
万人にとっての正解はなく、
その人にとっての正解があるだけ。
陽当たりが悪い部屋が、
「落ち着いていて心地いい」と言われることもある。
駅から遠い場所が、
「静かに暮らせる」と選ばれることもある。
古い家が、
「手を入れて自分らしくしたい」と求められることもある。
いわゆる“難あり物件”は、
価値がないのではなく、
その価値を受け取る人が、
まだ出会っていないだけ。
だから、どんな物件でも、
時間はかかるかもしれないけれど、
いつか必ず、
「これがいい」と言う人が現れる。
売れない物件があるのではなく、
まだ、その人に届いていないだけ。
不動産会社の役割は、
条件を並べることではなく、
その物件が、どんな人にとって魅力になるのかを考え、
きちんと届けること。
広く浅くではなく、
深く、誰か一人に届くように。
その物件を待っている人が、どこかにいる。
そして、その人は、いつか必ず現れる。
だから今日も、
その価値を、言葉にしていきます。
