プリンスの心を揺さぶった物件ベスト3
こんにちは!今年もプリンスジュン物件アワードの季節がやってきました。2025年も西湘で“暮らしの夢がふくらむ物件たち”にたくさん出会いました。ここでは私の心を揺さぶった3つの住まいを紹介します!
第3位:のんびり平屋暮らし・小さな畑付

皆さんが憧れる庭付き平屋☆ そしてお庭が広い!

広いお庭の中に、畑もあって、家庭菜園が楽しめちゃうのです。

ゆとりある間取りも魅力的。

日本家屋の美しさも感じられますね。

建具を開けるだけで、
空間の表情が変わり、
暮らしのリズムが生まれる。
静かだけれど、決して平凡ではない。
そんな和室だ。

朝、縁側でコーヒーを飲んでから畑へ出る。
昼は庭を眺めつつ昼寝。
夕方は夕焼けを見ながら家路につく。
そんな時間が自然と日常になる暮らし。

うん、やっぱり平屋はいい。
これはもう理屈というより、身体が分かる良さですね。
第2位:丘の上のサウナ付き平屋

自分の家にサウナがあるの、憧れませんか?
サウナ施設に行かなくても、
予約も混雑も気にせず、
「入りたい」と思ったその瞬間に汗をかける。
そんな贅沢を、まさか“平屋暮らし”の中で叶えてしまった家がありました。

まず、この物件、立地が反則級です。
上空から見るとよく分かるのですが、
周囲は緑と谷に囲まれ、視線の先にはゴルフ場の広大な風景。
それでいて、ちゃんと“暮らし”が成立している集落の中にある。
サウナ以前に、もうここは深呼吸する場所でした。

そしてこれまた人気の平屋。

室内入ってこれまた驚き、素敵にリノベーションされているのです。

イイ感じ。照明もテーブルも付いているんですよ。

インダストリアルなキッチンがかっこいい!

おや?そこに物入れの様なスペースが・・・

こ、こ、こ、これは!!!

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
サウナやで!!
憧れのホームサウナやで!!
しかもこれ、オマケじゃない。
本気で“ととのいに行く”ために作られたやつです。

これが、この家のサウナ。
見た目よりずっと本気で、
入ると分かる“ちゃんとしたやつ”です。

そして、ドラム缶に溜めた水にドボンや!

浴室と直結している外気浴スペース。完璧です。

高台で静かで見晴らしの良いサウナ付き平屋。文句なしです☆
第1位:アートの家

2025年で一番私の心を揺さぶった家は、大磯町の「アートの家」。(私が勝手に名付けたw)

この家は、玄関を開ける前から始まっていました。
扉そのものが一枚の作品で、
ここから先は“普通の家じゃない”と静かに告げてくる。
アートの家、という名前に
これ以上ふさわしい導入はないと思いました。

取っ手ひとつ取っても、この家は手を抜かない。
真鍮のレバーハンドルは、
何度も触れられてきた時間を、そのまま艶に変えている。
この家にとって「経年劣化」は、
劣化ではなく表現の一部だ。

玄関扉を開けて、まず驚く。
玄関の床材がガラスなのだ。
そして、そのガラスの下にはアートが仕込まれている。

よく見ると、砂の上に三色のカラーストーンが渦を描くように並べられている。
踏み込む場所そのものが作品で、
この家では「暮らし」と「表現」が最初から重なっていることを静かに伝えてくる。

下足入れまでもが、作品のようだった。
ただ古いだけじゃない。
使われ、触れられ、時間を重ねてきたからこそ生まれた表情がある。

この家では、
「しまう」という行為さえ、ひとつの風景になる。

この部屋には、説明がいらない。
梁も、床も、家具も、
ただそこに在るだけで成立している。
暮らしが始まる前から完成していて、
暮らしが重なるほど、さらに深くなる空間。
これを“アートの家”と呼ばずして、何と呼ぶのだろう。

そして、この家には“からくり”がある。

暮らしの中で、
見つけた人だけが少し嬉しくなる仕掛けが、
この家にはいくつも潜んでいる。


そして、この家にはサンルームがある。
晴れた日は、光が床に溜まり、
何もしない時間が、ただ美しく流れていく。
ここは部屋でも、庭でもない。
暮らしとアートのあいだにある、静かな余白だ。

壁に埋め込まれたステンドグラスは、
時間帯によって表情を変える“光の作品”だった。

普通の家ではないことは、一目瞭然だった。
間取りではなく、
天井でもなく、
どこか一か所が奇抜なわけでもない。
ただ、空間全体から
「これは既成概念でつくられていない」
という気配が、はっきりと伝わってくる。

階段でさえも作品となる。

梁も、柱も、階段も、
この家は何ひとつ隠そうとしない。
構造そのものが空間をつくり、
その中でどう暮らすかは、住む人に委ねられている。
これは「住む家」ではなく、
生き方を試される器だと思った。

玄関で世界観を提示し、
階段で気づかせ、
サンルームで黙らせ、
このロフトで、内側に向かわせる。

窓から見える景色も気持ちいい
来年も素敵な物件に出会えますように

今年もたくさんの“いい家”に出会いました。
でも、改めて感じたのは、
心に残るのはスペックや条件ではなく、
そこでどんな時間が流れるかということ。
暮らしは、選択の連続です。
どんな家に住むかは、
どんな生き方を選ぶかと、きっと近い。
この町で、また来年も、
そんな一軒に出会えることを楽しみにしています。
