湿気取りに溜まった水はこぼさないように

賃貸アパートのカギを引き渡して直ぐに、お客様から「雨漏りしてるので見に来て下さい。」と連絡がありました。

 

アパートの1階のお部屋なのに雨漏り?どういう事だろうと直ぐに見にいってみました。

 

すると、押入れの中段に確かに水に濡れている跡があり、湿っておりました。

 

しかし、不思議なのが天井も壁も濡れていないのです。内覧した時にはこの染みは無かったのです。

 

原因がさっぱり分かりませんでした。

 

大工さんに見てもらいましたが、大工さんも原因不明。

 

Googleを使ってあらゆるキーワードで調べて辿り着いた答えがこれ。

 

 

 

過去に湿気取りの水をこぼした

押入れなどに湿気取りを設置している人も多いと思いますが、この湿気取りに溜まった水を一度でも床にこぼしてしまうと、床自体が湿気取りのようになり湿気を吸い続けてしまうそうです。

 

恐らく、このお部屋の前入居者がこの場所に湿気取りの水をこぼしたのだと予想されます。なので、雨が続くこの季節に、この場所が湿気を吸い取り雨漏りの様なシミができてしまったのだと思われます。

 

 

 

こぼしちゃったらどうしたら良いの?

湿気取りの水をこぼしてしまった場合、濡れ拭きと乾拭きを繰り返し雑巾に塩化カルシウムを吸着する必要があるそうです。また、除湿剤に含まれる塩化カルシウムには金属を錆びさせる働きがあります。排水口に捨てる時にもシンクや下水管を錆びさせないように水を流しながら注意して捨てて下さい。

 

上の白いシートをハサミやカッターで切り取る時も、そのままにしていると刃がさびてしまいますので、ハサミを使用したあとも水洗いするのが良いそうです。

 

また、古い除湿剤をずっと放置していると水を吸い続け、最終的に破裂して容器から溢れてしまう事があるそうです。その水がお布団などに付いてしまうと大変ですね。規定量のラインまで溜まったら水は捨てる様にしましょう。

 

たかが除湿剤、されど除湿剤、皆様も押入れの湿気取りはこぼさないようにご用心ください。