目立ちたがりも、仕事では武器になる。中学生に話した「自分らしく働く」ということ

先日、母校の中学校に呼んでいただき、中学2年生の皆さんの前で「仕事」について話をする機会がありました。

テーマはもちろん、私の仕事である不動産について。

不動産屋ってどんな仕事なのか。
どうやってお金を稼いでいるのか。
楽しいこと、大変なこと。
そして、なぜ私がこの仕事をしているのか。

そんな話をしてきました。

もともと、不動産屋になりたかったわけではない

私は子どもの頃から、

「将来は不動産屋になりたい!」

と思っていたわけではありません。

むしろ若い頃は、自分が将来何をするのか、明確には決まっていませんでした。

大学生の頃も、決して立派な就職活動をしていたわけではありません。

そんな私が家業である太平洋不動産に入り、気がつけば長いこと不動産の仕事をしています。

だから中学生の皆さんにも、格好をつけて「夢を持とう」「好きなことを仕事にしよう」という話だけをするつもりはありませんでした。

人生って、そんなに計画通りにはいかない。

最初から自分にぴったりの仕事が分かっている人ばかりでもありません。

私自身がそうだったからです。

仕事を、自分に合う仕事にしていく

不動産の仕事を始めた頃から、私は営業マンとして特別優秀だったわけではありません。

でも、自分なりに得意なことはありました。

人前に出ること。
面白いことを考えること。
自分から何かを発信すること。

そして、何より目立つこと(笑)。

「目立ちたがり」なんて、普通に考えれば短所かもしれません。

でも、それならそれを仕事に使ってしまえばいい。

自分自身を知ってもらう。
地域のことを発信する。
面白い物件を面白く紹介する。
「プリンスジュン」と名乗って活動する。

会社そのものを一生懸命宣伝するだけではなく、

「まず宮戸淳という人間を知ってもらおう」

と考えるようになりました。

そんな話も、中学生の皆さんにしました。

後日、感想文が届きました

講演が終わってしばらくして、中学生の皆さんが書いてくれた感想をいただきました。

4ページびっしり。

一枚一枚読んでみると、

「不動産の仕事が分かった」
「不動産に興味を持った」
「大変だけど、やりがいのある仕事だと思った」

という感想がたくさんありました。

不動産について知ってもらうことが今回の目的の一つだったので、もちろん嬉しかったです。

でも、読んでいて私が一番嬉しかったのは、別のところでした。

「自分の得意なことを仕事に活かしたい」

感想の中に、こんな言葉がたくさんありました。

「自分の好きなことを活かしつつ、仕事にも繋げていてすごいと思いました」

「自分の得意なことを職業にも活かしていきたい」

「自分の特性をもっともっと伸ばしたい」

「性格と仕事をつなげるところがすごい」

「自分を見つける、参考になりました」

私が伝えたかったことを、中学生なりの言葉でちゃんと受け取ってくれていました。

中でも印象に残ったのが、

「プリンスさんは自分を持っていて、私は自分を表現することが得意じゃないので、もっと自分に自信を持って、自分を持って頑張って表現していきたい」

という感想でした。

これは嬉しかった。

短所も、使い方次第で長所になる

私は昔から目立ちたがりです。

人前にも出たがる。

自己アピールもする。

「プリンスジュン」なんて名前で活動しているくらいですから(笑)。

こういう性格は、場所によっては「出しゃばり」と思われるかもしれません。

でも仕事では、それが強みになることがあります。

実際に生徒からも、

「ジュンさんの自信と自分の魅力を伝えられる力がすごい」

「自己アピールできる人はすごいと思った」

「自分のことをアピールするのが得意なことを仕事に活かせてすごいと思った」

という感想がありました。

私は別に「みんな目立ちたがりになろう」と言いたいわけではありません。

人前に出るのが苦手でもいい。
静かな人でもいい。
一人で黙々と何かをするのが好きでもいい。
細かいことに気がつく人でもいい。

大切なのは、

「自分はどんな人間なんだろう?」

と自分自身を知ることなのだと思います。

そして、その個性を無理に消すのではなく、活かせる場所を探してみる。

短所だと思っていたことが、場所を変えれば長所になるかもしれません。

「時は来た!」

講演の中で話した「時は来た!」という言葉が印象に残った、と書いてくれた生徒もいました。

プロレス好きなら分かる言葉ですが(笑)、中学生にはもちろん関係ありません。

それでも何かが伝わったのでしょう。

人生には、自分でも予想していなかったタイミングで何かがやってくることがあります。

私自身、最初から今の自分を想像していたわけではありません。

不動産屋になることも。
会社を経営することも。
地域のことを発信することも。
「プリンスジュン」と呼ばれることも。

若い頃には想像していませんでした。

でも、その時その時で目の前に来たものをやっているうちに、今があります。

だから中学生の皆さんにも、

今の時点で「将来やりたい仕事」が決まっていなくても、そんなに焦らなくていいと思っています。

「将来が楽しみになりました」

感想の中に、こんな言葉もありました。

「自分が将来どんな仕事につくのかが楽しみになりました」

これを読んだ時、今回呼んでもらって良かったなと思いました。

職業講話というと、

「この仕事はこういう仕事です」
「こんな資格が必要です」
「こんな一日を過ごしています」

という話になりがちです。

もちろん、それも大切です。

でも14歳の中学2年生にとって、これから先の人生はまだまだ長い。

今から職業を一つに決める必要なんてありません。

それよりも、

自分は何が好きなのか。
何をしている時が楽しいのか。
何が得意なのか。
人からどんなことを褒められるのか。

そんなことを少しずつ知っていけばいい。

そして、いつか仕事を選ぶ時が来たら、それを自分の武器にすればいい。

話をした私の方が、教えてもらいました

今回、中学生の感想を読んでいて気づいたことがあります。

私は「不動産の仕事について話をしよう」と思って学校へ行きました。

でも、生徒たちに一番伝わっていたのは、不動産の知識ではなかったのかもしれません。

自分の個性を仕事に活かしていい。

最初からやりたい仕事が決まっていなくてもいい。

目の前にある仕事だって、自分次第で自分らしい仕事に変えていける。

そんなことだったように思います。

そして、それは中学生だけの話ではありません。

47歳になった私自身も、まだ途中です。

これから先、自分が何をするのか。
太平洋不動産がどうなっていくのか。
二宮でどんなことができるのか。

私にも分かりません。

だから面白い。

中学生の皆さん。

たくさんの感想を書いてくれて、ありがとうございました。

皆さんが大人になった時に、どんな仕事をしているのか。

楽しみにしています。

そしていつか二宮のどこかで、

「あの時、学校でプリンスジュンの話を聞きました」

なんて声をかけてもらえたら。

それはきっと、ものすごく嬉しいだろうなと思います。